西南女学院大学で学生に啓発授業をしました

クイズです。「1日8時間の労働時間を超えると何がもらえる?」
A. お褒めの言葉
B. 残業代
C. ボーナス

2019年10月30日、北九州市の西南女学院大学にて、過労死等の労働問題についての啓発授業を行いました。講師は「福岡過労死等を考える家族の会」から過労死遺族の安徳晴美さんと八木大和弁護士です。

講演内容
「クイズ形式で学ぶ『働くこと』に関する法的知識」八木弁護士
「命より大事な仕事はない~高校教員の夫の過労死から考えたこと」過労死遺族の安徳晴美さん ←安徳さんの体験談についてはこちら

安徳さん授業

「この働き方はおかしい」「こんな権利がある」という知識があれば、何も死ぬほど働かなくてもよかったのかもしれません。

仕事の上での代わりはいても、あなたの代わりはいません。

社会に出る前に、「過労死」の実態や「働くこと」に関するルールについて知っておくことは、あなたやあなたの大切な人を守る力になります。
アルバイト先や将来の職場でトラブルが起きたとき、対応する力にもなります。

若い世代が「働く」ことで命を奪われることなどないよう、今後も訴え続けていきたいと考えています。
学校関係者の方で、もし興味がございましたら、以下のリンクをご参照ください。

啓発授業とは?
過労死等防止対策推進法(平成 26 年法律第 100 号)に基づき、過労死等の防止対策として厚生労働省が実施する教育事業です。
対象は、中学、高校、専修学校、大学、短期大学の生徒・学生です。
有識者(主に弁護士)が労働問題や労働条件に関する法知識について講義を行い、遺族からは大事な家族を失った体験談、命や健康が何よりも大事であることをお話しいたします。
なお、講師派遣に関する費用は厚生労働省が負担します。

啓発(講師派遣支援)事業の詳細厚生労働省「過労死等防止対策等労働条件に関する啓発事業」をご確認ください。

啓発授業のお申し込み方法は、2019年度 厚生労働省委託事業「労働問題・労働条件に関する啓発授業‐プロセスユニーク」をご確認ください。

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