宇宙開発分野における過労死「労災認定事実と再発防止策の会社側の発信について」

2016年10月11日に宇宙開発分野で働かれていた息子様を過労自死で亡くされ、昨年2019年に労災認定に至った佐藤 久恵さんの事案について。

2020年6月にご遺族と会社側(株式会社SCC※社員として所属されていた会社、宇宙技術開発株式会社※息子様の出向先のグループ会社)との合意が成立されたとのことです。

システムエンジニアである佐藤 幸信さん(当時31歳)は長時間過重労働に加えて、達成困難なノルマを負わされ上司とのトラブルと確執も合わさって志半ばで自死されました。

ご遺族にとっては合意も苦渋の決断であり、負わされた悲しみは決して消えることはありません。
何より大切に誇りに思われていたご子息が帰ってくることはないのですから。

【会社側からの謝罪及び再発防止策の発信について】
2020年6月12日より両社の公式サイトに合意および謝罪文、再発防止への取り組みへの宣言が掲載されております。
幸信さまの死を無駄にしないため。またこのような悲しい想いをする方を減らすため皆さま是非ご覧ください

株式会社SCC グループ会社出向社員の労災認定について 令和2年6月12日
https://www.scc-kk.co.jp/2020/06/12/626/index.html

宇宙技術開発株式会社 弊社社員の労災認定について 令和2年6月12日
https://www.sed.co.jp/contents/topics/20200612.html

この事実を一人でも多くの方に知って頂き、2度とこのような悲しい想いをする方が出ないことをお母さまは願われています。

2020年6月30日追記
少なくとも2020年6月29日時点で2社共に謝罪・再発防止への取組みの該当ページが削除されている事が確認されました。

今後企業としての社会的責任を全うするためにも、この事態を引き起こした会社が自ら変わり、本当の意味でお母さまの心の安らぎへとほんの僅かでも繋がる事を心より願っております。

福岡過労死を考える家族の会より

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コメント

  1. シルク より:

    昨日NHKのニュースでこちらの佐藤さんの件が取り上げられていました。
    あまりにもお辛いご様子で胸が締め付けられる想いでした。
    心よりご子息様のご冥福をお祈り申し上げます

    今見てみたら謝罪ページはすでに無くなってるようです。
    トップページから探してもどこにも見当たらなくなってるようで、2社ともサイト上から削除しているみたいです。なんなんでしょうか。
    もし意図的に削除しているのだとしたら亡くなった方とご遺族に対してあまりにも不誠実な対応だと思います。

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