麻生医療福祉専門学校で啓発授業をしました

2020年12月7日、福岡市の麻生医療福祉専門学校で過労死等の労働問題についての啓発授業を行いました。
「将来、福祉関係の仕事を希望する学生さんが多い」と、事前に聞いていました。
そういう学生さんが就職し仕事をする中で使命感、責任感から追い込まれることのないように。守られるべき労働条件が奪われ、過労へ繋がる事のないように。
心を込めて私(安徳)の経験や思いを伝えました。

啓発授業麻生

「睡眠さえ十分とれない不当な長時間労働と、人を傷つける言動に人は病み、正常な判断能力を失います。過労死は防げる死です。」

「職場にあなたの変わりはいても、大切な家族のあなたの変わりはいない。」

「疲れたら休む勇気。辞める勇気。いつもと違うそんな人がいたら声をかける勇気。」

「命より大切な仕事はない。」

事後、学生さんからの感想をいただきました。
「過労死を他人ごとでなく自分のこととして」考える機会になった、と。命と健康を最優先に考え働き、行動したいという思いを持った方が多く、嬉しく思いました。

今、人を傷つけない職場環境作りのための社会全体の意識改革が急務です。
これは法律で規制したからといって無くなるというものでないと感じます。
社会へ出る前の学生さんたちに、働き方を考えてもらうことで、意識改革への一助となることを願っています。

安徳 晴美

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