厚生労働省は、令和3年6月11日から7月10日まで、過労死等防止対策推進法に基づいて、過労死ゼロをめざした国や地方自治体の施策の方向性を定めた過労死等防止対策大綱案(大綱案)に対するパブリックコメントを募集しています。
大綱案は、過労死した家族がいる方々や弁護士、労働組合、有識者から構成されている検討会議で審議されています。
過労死等防止対策推進法は、過労死した家族がいる方々や弁護士、過労死問題に大きな関心をもつ国会議員のみなさん方が力を合わせてつくったものです。
大綱案は、令和3年7月に閣議決定されます。
閣議決定は、行政施策の方向を国が示すものでたいへんな重みがあります。
是非多くの皆さまに読んで頂き、コメントをして頂ければと思います。
今回大綱の改定には「過労死等の防止」という目標に向けて専門家、当事者、使用者、労働者の各代表委員と行政が一つのテーブルについて議論を重ねました。
家族の会からも委員となっていただいています。過労死した家族を持つ当事者の声を多く取り入れて下さっています。
今回、国家・地方公務員の項も明記され、公務員の方々の保護も一歩前進しました。
公務員の方々は、特にご自分の職種、職場に当てはめて防止できる働き方をしているのか、この機会にぜひ検証してみていただきたいです。
ここに書かれている内容は全職場、労働者に共通なことです。
大綱案P25~26には、教職員の過労死防止策について書かれてあります。
パブリックコメントは、次のリンクからお願いします。
締め切りは令和3年7月11日です。
https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=495210079&Mode=0
過労死等防止対策推進協議会のリンクはこちら↓